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日本の寒地北海道におけるもち米品質改良および2030年代での水稲生育への温暖化の影響予測——,丹野,久,教授(日本水稲品質·食味研究会)

发布时间:2023-04-06 20:00:10 浏览数:

日本では,もち米が古来より全国で生産され,低い硬化性のもち米が適するおこわや和菓子と高い硬化性が適する米菓や成型餅などに利用されている。北海道もち米は,従来登熟気温が低いため硬化性が低く,生産量は全国でも1,2位を争う。しかし,粳花粉との交雑によるうるち米の混入を避けるため,とくに気象が冷涼な稲作限界地帯で生産されており,また,うるち米と同様に東北以南に比べ栽培と改良の歴史が短い。そのため,食味と米粒外観品質で東北以南産に劣っており,その改善が急務であった。また,需要拡大のため硬化性が高い品種開発も要望された。一方,北海道では近年,水稲栽培期での気温の上昇がみられ,今後の温暖化による気象の変化は水稲生育へ大きく影響すると考えられる。

日本上川北部地域 名寄市

これまでのもち米育種における米粒白度,精米蛋白質含有率(以下,蛋白質),食味および硬化性に関する成果を明らかにする。また,これら形質およびその他の米粒外観品質の年次間地域間差異の発生要因を解明し,その高位安定化のため栽培技術開発のための基礎的知見を得る。さらに,温暖化による2030年代の水稲生育の変化を予測し,その技術的対応方向を提案する。

北海道および他の冷涼な稲作限界地帯における今後のもち米品質向上のための育種や栽培技術開発に参考になる。また,温暖化による2030年代の水稲生育の予測結果を,今後の育種と栽培技術研究に活用できる。

北海道の糯品種作付け比率は全体の10%にも満たないため,もち米育種には従来から大きな労力を向けることができなかったが,米粒白度は目視により食味は官能試験により,長年の継続した選抜と育成を行い改良できた。また,近年では従来には無かった高い硬化性を有する品種も,機器分析を選抜に利用して育成した(本報「日本の寒地,北海道におけるもち米良質育種」,P13-P25)。

一方,もち米の加工原料や食用として重要な米粒白度,それに深い関係がある蛋白質およびその他の米粒外観品質の年次間地域間差異の発生要因を解明した。次に,目標とする玄米白度を得るための施肥量算定法も開発した(本報「日本の寒地,北海道の稲作限界地帯におけるもち米の精米蛋白質含有率および米粒白度の年次間地域間差異とその発生要因」,P35-P43)。

また,交雑によるうるち米混入を防ぐために必要な粳品種栽培圃場からの隔離距離,および収穫·乾燥後に見られるうるち粒との区別がつかない半透明な未ハゼ粒の理化学特性と餅生地特性を明らかにした(本報「日本の寒地,北海道の稲作限界地帯におけるもち米の米粒外観品質の年次間地域間差異とその発生要因」,P55-P65)。

さらに,硬化性およびそれに深い関係がある糊化特性の年次間地域間差異と登熟気温および蛋白質との間の関係を解明した。また,登熟温度が異なる生産年次の炊飯米の食味特性を明らかにした(本報「日本の寒地,北海道の稲作限界地帯におけるもち米の硬化性,糊化特性および炊飯米物理特性の年次間地域間差異と発生要因」,P75-P84)。

最後に,2030年代の予測気象および既報の気象と生育との関係を用いて,2030年代の水稲生育の変化を予測した。また,その予測への技術的対応方向を示した(本報「日本の寒地,北海道における2030年代の水稲生育への温暖化の影響予測とその対応」,P99-P113)。

糯品種の育種は,粳品種に比べかなり小さい規模と労力ではあるが,粳品種と同様に長期にわたり継続して行われている。それにより,米粒白度や食味は,新たな機器を用いない目視や官能による選抜で大きな改良がなされた。一方,硬化性では,近年から始まった機器分析による糊化特性の間接的な選抜により大きな成果が上げられた。さらに,高い硬化性の育種の遺伝資源には,従来に例がない粳品種が用いられた。以上のように,育種の成果を得るためには,長期間の継続性,育種目標にあわせた選抜方法および新たな遺伝資源がとくに重要であった。

もち米の生産現場では,純度の高い種子生産,種子更新の徹底,粳品種栽培地域から離れた地域への「もち団地」の指定および栽培圃場での徹底した異型抜きを行っている。そのために,生産者,農業協同組合,農業改良普及センターおよびその他関係機関が連携し協力している。それらの努力により,東北以南に比べ不利な気象条件で生産された北海道もち米の評価が高く維持されている。

|謝辞|

本誌における既報(粮油食品科技,2020,28(6):1-96)および本報(粮油食品科技,2022,30(5):1-113)は,日本水稲品質·食味研究会(http∶//jsrqp.com/,2009 年発足,現在会員154名,内中国34名)での発表に基づいた。また,本誌での発表も,編集部主任 譚洪卓博士および翻訳の労をとっていただいた(株)サタケ 河野元信博士をはじめとする関係各位の理解と努力無しではできなかった。ここに記して謝意を表する。

——丹野 久

2022年7月13日は日本·北海道

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